THE DAI-ICHI LIFE INSURANCE COMPANY, LIMITED.
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第一生命ホールディングス誕生にあたって

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効率的なグループ経営と迅速な事業展開が可能に

効率的なグループ経営と迅速な事業展開が可能に

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牧之内:
まずは持株会社体制とした目的やメリットについて教えていただけますか。
隅野:
第一生命グループが持株会社体制に移行したことは、当然それ自体が目的ではありません。持株会社体制になって何をするか、ということが重要です。2010年に第一生命は株式会社化して上場を果たし、その下にグループ会社として第一フロンティア生命やネオファースト生命、さらに海外のグループ会社があります。すると第一生命は自分たちの国内生命保険事業を行いながら、グループ会社も管理・マネジメントすることになります。
私は学生時代からサッカーをしているのですが、サッカーに例えるならば、第一生命が実際にプレーヤーとしてフィールドでプレーしながら、監督も担い、さらにはチームのサポートスタッフといった役割も含め、すべて一人でやっているような感じになってしまいます。事業が多角化してくると、それぞれ事業の内容もまったく異なってくるので、これを一人でやり続けるのはかなり大変になってきたわけです。
牧之内:
なるほど。そこで、役割分担をしたということですか?
隅野:
そうです。監督に専念する人とフィールドでプレーする人をはっきり分けましょうと。そうすることで、持株会社(第一生命ホールディングス)はグループ企業を支援するプロフェッショナルとして力を注げる。そして新しくなった第一生命(単体)は、国内生命保険事業に専念できる、というわけです。
もうひとつのメリットをお話しします。生命保険事業というのは規制事業なので、事業展開に一定の制限があります。でも持株会社体制になると、(当局からの承認が前提ですが)その下に生命保険ビジネスとは少し違ったビジネスを行う会社も持てることになる。すると例えば、新しい成長分野を取り込みながら、グループ全体でシナジー効果を発揮して生命保険事業の成長を更に加速していく、といったこともできるようになるかもしれません。
牧之内:
ホールディングス化にはいろいろなメリットがあるのですね。
隅野:
ただ、役割分担することによって、「私たちは第一生命ホールディングスだから」「私たちは第一生命だから」と、それぞれのグループ会社で仕事も意識も離れていってしまうようなことは当然あってはならないことです。「一生涯のパートナー・お客さま第一主義」という経営理念と生命保険事業の社会的役割等について常にグループ全体で共有しながら、一体感を持っていくことが大切だと思っています。
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さまざまな紆余曲折を乗り越えて

さまざまな紆余曲折を乗り越えて

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百瀬:
ホールディングス化にあたって、難しかったことや苦労されたことはありますか?
隅野:
少し歴史を紐解くと、第一生命の株式会社化・上場が2010年4月。その後可能な限り早期に持株会社体制とする計画でしたが、さまざまな法制度の問題等があり、2年後の実現を目指すことにしました。
百瀬:
では、2012年に持株会社化する予定だったのですね。
隅野:
ところが、それに向けて準備を進めていたところ、2011年3月に東日本大震災が起こったのです。これは当社にとっても大変大きな出来事でした。東北地方にいらっしゃる、何十万人というお客さまの安否を確認して、保険金等のお支払いを迅速に進めなければいけない。そのために、生涯設計デザイナー(営業員)はもちろん、社員みんなで支援活動にあたりました。未曾有の震災への対応に会社の全エネルギーをつぎ込むため、持株会社体制移行はいったん延期するという決断をしたのです。その後も様々な外部環境の変化を受け紆余曲折を経ながら、足かけ6年でようやく持株会社体制に辿り着いたという感慨深さはありますね。
百瀬:
それはやはり、隅野さんのキャリアの中でも特に印象深い仕事だったということですね。
隅野:
ホールディングス化のプロジェクトには社内の相当な人数が関わっていて、ときには利害が対立することもありました。でもそれだけにプロジェクトを成し遂げた達成感は大きいです。ただ、いちばん印象に残っているのは、やはり2010年の株式会社化・上場のときだと思います。会社にとっては一度きりの株式会社化・上場です。そのような歴史的な機会に統括責任者の一人として業務に携わることができましたが、上場の瞬間に立ち会えたことは忘れられない経験です。お客さまへの案内や対応をはじめとして社内のビッグプロジェクトを動かしていく、正直経験したことがない大変さと苦労の連続でしたね。部活やアルバイトもそうだと思いますが、困難なときを乗り越えて何か成し遂げたときの達成感は何事にも代えがたいですよね。
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格段に上がった仕事のスピード感

格段に上がった仕事のスピード感

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竹内:
第一生命グループが「変革」を追求していく理由について教えてください。
隅野:
正直、生命保険会社は、私が入社した頃はどの会社も基本的に同じようなことをやっていましたし、あまり変化のない業態だったといえます。ただ、規制緩和が進んだり、少子高齢化という構造問題に直面していく中で、それぞれの企業戦略にもだんだん違いが出てきて、90年代には企業戦略がうまくいかなかった生命保険会社はマーケットからの撤退を余儀なくされたという経緯もあります。私たちは幸いにも先行して手を打ってきたため、健全な財務体質を維持できているのですが、そうであっても、今後の激変する環境の中では「このままではいけない」という問題意識は常に必要です。何があっても柔軟に変化に対応できるようにしておくことが重要になります。
竹内:
ただ安定している環境の中にいるだけでは駄目だ、ということですね。
隅野:
そうです。スポーツでも一緒ですが、プレー中にただ直立しているだけでは、いざというときになかなか素早く動けないですよね。サッカーにおいても、中腰になり、直立ではなくて足をずらしながら、左右前後どこでも瞬時に動けるような体勢をとり、攻守の切り替わりなどにも瞬時に対応できるようにしておくことがすごく大切です。経営においても常に変化に対応できるようにしておく、ということでは同じです。株式会社化・上場、そして持株会社体制への移行という流れは、そういう意識から生まれた私たちのアクションだということです。
竹内:
2010年の株式会社化から今に至るまで、隅野さんが感じた会社の変化はありますか。
隅野:
実際、上場するということは想像以上にシビアで、当たり前ですが株価という形で毎日会社の通信簿がつくような感覚です。業績も常に向上するように努力していかなければいけないし、会社の変化をマーケットに示していかなければいけない。そんな中で、仕事の進め方のスピード感というのは、経営層だけでなく管理職層も若手層も、全社レベルで格段に向上しました。そういった仕事のメリハリや迅速な判断が、各部門・各従業員レベルまで浸透したのも、株式会社化がもたらした大きな効果です。
当社は100年以上にわたって相互会社としての経営でしたが、一般事業会社と比較して、マーケットからのプレッシャーを受けることも少なかったため、「一にも二にも、仕事は丁寧にやることが是だ」という風潮が何となくあったような気がします。しかし厳しいビジネスの世界では、丁寧に時間だけをかけることが必ずしも良いとは言えません。お客さま・株主・社会といったステークホルダーからの期待に応えるためには、環境変化に先んじて手を打ち、スピード感を持って課題解決に取り組んでいくことが大切です。そのような意識改革は一昔前と比較して大きく進んできていますが、まだまだ高みを目指す必要があります。
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変革者であり続けるマインドが必要

変革者であり続けるマインドが必要

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辻本:
隅野さんは、これからの第一生命グループはどうありたいと思われますか?
隅野:
生命保険業界の長い歴史のなかでは、短期的な利益追求主義に陥ってしまった株式会社形態の生命保険会社もありましたが、当社が上場したときから常に共有しているのは、そういう会社であってはならないということ。「一生涯のパートナー・お客さま第一主義」という経営理念を中心に据えて、お客さまに寄り添っていくことがミッションであり、今後も変わらない絶対的な価値観です。
大切なことは、自分たちありきではなく、お客さまや株主、社会が先にありきで、それに自分たちがどうサービスを提供していくかということ。その視点を失うと社会に貢献できる会社ではなくなってしまいます。世の中の変化をよく見据えて、それに対応して「変革者であり続ける」ことが大切。これはグループ全体の価値観であり、経営層の考えでもあり、自分自身も常に意識していることです。
辻本:
持株会社体制となって、第一生命グループのビジネスモデルは今後どう変化しますか?
隅野:
なかなか悩ましい質問ですね(笑)。国内では今、グループの3つの生命保険会社によって、ほぼお客さまニーズにお応えできる商品サービスを提供できているつもりですが、この後、IoTといった技術革新が進み、第四次産業革命と呼ばれるように、今までにないような大転換が起こるかもしれません。例えば、我々は今、保険とテクノロジーを融合させた「InsTech」に取り組んでいます。すでにグループ会社のネオファースト生命では医療ビッグデータ解析により、新しい生命保険商品の開発・販売をスタートさせていますが、最近国民の関心が高い「健康増進」の視点で新たな価値を世の中に提供することができました。今後は他業態との連携や外部の開発力、アイデアの積極活用も含めて、最新のテクノロジーを活用した、これまでにない新たな価値を創出していくつもりです。
これからの未来、例えば、ウェアラブル端末をつけることにより、何年後にどんな病気になりやすいという判断ができるなど、今までとは違う世界が待っている可能性がある。そういったときにどんな商品やサービスで応えられるか。考え方をガラッと変えなければいけないかもしれません。
そんな予測不能な時代の中で、さまざまな可能性を模索しながら、スピード感を持っていち早く事業として確立させていく。とても難しいことですが、これからはそういうマインドが必要になってくると思います。
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主張はどんどんぶつけてほしい

主張はどんどんぶつけてほしい

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鈴木:
隅野さんが第一生命に入社してよかったと思うことは何ですか?
隅野:
当社はとても風通しがよく、これはすごくいいところです。自分はそう感じて入社し、それは今でも何ら変わっていないと思っています。年齢とか職務に関わらず、比較的物事が言いやすい。もちろん「組織」ですから、トップダウンや各職場のラインマネジメントに従って仕事をしていくわけですが、仕事をすすめる中での最低限のルールは守った上で、「思ったことがあったらどんどん言いましょう」という風土がある、わりとフラットな組織だと思います。
また、人財育成についていえば、私も若い頃、公募でアメリカの大学院のロースクールに留学させてもらいました。法律の知識はもちろんのこと、グローバルビジネスに必要な感覚も学ぶことができ、これまでの仕事に大きく役立っています。正直、大学時代はサッカーが中心でほとんど勉強はしていなかったのですが(笑)、第一生命に入社して大きく育ててもらったと思っています。人が最も重要な経営資源であるからこそ人財育成に注力するわけです。自発的に研鑽する社員には支援を惜しまない、そんな風土も入社してよかったと思うところでしょうか。
鈴木:
最後に、私たち含め若い世代にメッセージやアドバイスをお願いします。
隅野:
私たちは毎年歳を取っていくにつれて、環境変化についていけずに考え方も古くなっていく恐れがあります。従って、世の中の流れや皆さんのような若い人たちの価値観などに目を向け続けていくことが重要です。入社して、もちろん上司から学ぶべきことは学びつつ、「これは伝えるべき!主張しなくては!」ということがあったら、遠慮なく皆さんの意見をぶつけてほしい。それを批判する上司は、さっき言ったように当社の風土からして、いませんので。皆さんのような若手に入社してもらう意味というのは、自分なりの解釈で言うと「そのエネルギーで変革をもたらしてほしい」ということです。これは当社に限らず、どの企業もそうだと思います。
また、決められた時間の中でしっかり得点をあげる、やり切る。ちゃんと資源を有効活用して最大限の成果をあげるというのが、社会人としてのたしなみだと思います。
鈴木:
自分たちもすでに「変革者」の一員だという意識が湧いてきました。
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